ワードプレスのコンテンツデータは、mysqlというデータベースに格納されている。その中には画像のパスなど、絶対パスで記述されている部分も多い。だから、ホームページのドメインやURLを変更する際は、一見、phpMyAdminなどのツールを使って、sql文で置換処理(replace文)を行えばよいように思われる。
だが、実際にはこれではだめなのである。ワードプレスはデータベースの中に文字列長などの情報も持っており、再計算もしながら、置換する必要がある。このため手作業でのsql文の実行ではワードプレスのデータを壊してしまう。
そんなワードプレスだが、その特性も考慮した変換ツールがある。Search Replace DB masterである。
これは、ワードプレスが公式に移転を行う際に推奨しているプログラムである。操作も簡単ですぐにデータの書き換えを実行してくれる。
まず、https://interconnectit.com/products/search-and-replace-for-wordpress-databases/からダウンロードしてくる。2016年9月時点の最新版は3.1.0である。
ダウンロードしたファイルを解凍し、ワードプレスがインストールされているフォルダーにフォルダごとアップロードする。
これはプラグインでもテーマでもないので、アップロード先は、ワードプレスのルートフォルダである。
アップロードしたURLをブラウザで開くと以下のような画面が開く。
Search Replace DB master
使い方はとても単純で、replaceに変換元の文字列を、withに変換先の文字列を記入し、まずdry runをクリックしエラーがないか確認し、問題がなければlive runををクリックする。これで完了である。httpサーバー、dnsの設定変更は随時行えばよい。できればこれらアクセス情報の変更前にSearch Replace DB masterを実行する方が楽なように感じる。
ここで注意が一つある。たとえば、http://www.hogehoge.com/をhttp://www.sample.jp/へ変更したい場合、replaceとwithには、http://と/をはぶいたwww.hogehoge.comとwww.sample.jpだけ記入する方がよい。データによっては、http://などがはぶかれたデータになって保管されているところもあるらしいのである。
今回、ドメインまたはURLを変更するために使用したが、サーバーのお引っ越しなどの時にもお世話になるだろう。
最後に一つ、このプログラムは実行後、サーバーから削除することを忘れずに。データベースの中身を簡単に書き換えることができるので、悪意ある第三者が見つけると何をされるかわかったものではない。
ワードプレスはシェアNo.1のCMSだが、お引っ越しの際だけは少し手間である。こういう便利なツールの存在を知らないと、各ページ、各投稿を一生懸命書き換えるという大変な目にあってしまう。
公式の移行方法なので、ワードプレスで構築されたホームページを移行する際は、このツールを使うのが一番望ましい。

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